なかなか相談できずに悩んでいた方が多い分野です。当院ではこれらの疾患の患者さんの診察は,看護師が介在せず院長のみで行いますのでプライバシーがより厳守されます。
勃起不全(ED:Erectile Dysfunction)
問診で禁忌事項がなければ当日に薬剤を院内で処方いたします。
日本では,すべての医療機関で自費診療となります。
ただし,妊活目的の場合には,条件を満たせば保険適応になります(診察の際に説明させていただきます)。
薬の価格を表記していたこともありますが,納入価格の交渉によって提供する薬の価格を下げています。そのため時々変動しています。診察の際に価格をお話しさせていただきます。
性感染症
クラミジアや淋菌等の性感染症は検査,治療ともに健康保険で出来ます。性交渉後に排尿時痛や尿道口(尿の出口)から膿が出る場合は,何らかの感染が考えられます。
特に風俗店に行った後に症状が出現した場合は,高率に性病であることが考えられます。
薬剤は原則院内で処方します。
男性更年期障害(LOH症候群:Late Onset Hypogonadism)
男性更年期障害(LOH症候群)は男性の年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が低下することによって生じる疾患です。心の症状(うつ状態など),体の症状(だるさなど),性の症状(性欲減退,EDなど)があります。
簡単な質問事項への記載と血液中のフリーテストステロンの測定で診断出来ます。何よりフリーテストステロンの数値による診断ですので客観性があり科学的です。
治療は禁忌例(前立腺肥大症で排尿困難が強い場合,前立腺癌と診断されている場合)を除いて男性ホルモンの補充療法を行います。具体的には2週間~1か月に1回の男性ホルモンの筋肉注射です。検査,治療ともに健康保険で出来ます。女性の更年期障害は50歳代が多いのですが,男性は30歳代後半~70歳代まで幅広く生じます。そのためこれまでは,うつ病や職場でのストレスに由来すると診断され,改善しないで経過してきた方が多数いらっしゃると考えられます。残念ながら精神科やメンタルクリニックでは,男性更年期障害の可能性を考えてフリーテストステロンを測定することは行われていません。まだ男性更年期障害がそこまで知られていないからです。まずは気軽にご相談ください。